登山初心者失敗記 夏の低山で熱中症になる
自分は2017年4月から登山を始めた登山歴1年半の登山者です。当然、この1年半の間でたくさんの失敗をしてきました。これから登山初心者失敗記としていくつか紹介していきたいと思います。
最初は夏の低山で熱中症になった話
舞台(高御座山/兵庫県)
兵庫県加古川市と高砂市の間にある高御座山は標高304mの低山で地元の登山者の多い山です。また、ロッククライミングのスポットで、高御座山頂にあるの大岩ではロッククライマーをよく見かけます。ロッククライミングが盛んなことからわかる通り、この山はほとんど岩山で低山ながら背の高い木がほとんど生えていません。
失敗記
低山・岩山・夏この二つの条件が重なると熱中症リスクが非常に高くなります。
高見山縦走は夏に2度チャレンジしました。
一度目は東側の辻登山口から登り始め、西の曽根駅まで歩くコースを取りました。
しかし前日夜仕事が遅く眠れず、寝不足でペースが上がりません。さらに襲いかかってくる暑さ。時間が経てば経つほど陽が高くなり気温も上がります。
意識がボーッとしてきて足が止まり休みます。
熱い体・吹き出る汗立ち上がっても100mも進まないうちにまたしゃがみこんでしまいます。
山頂目前の岩場で同行者の判断で下山しました。すぐ近くに自販機があったのでスポーツドリンクを三本購入しその場で飲み干しました。
2か月後9月に高御座山リベンジに行ってまいりました。前回は東側から縦走したため、今回は西側から縦走チャレンジです。山頂には到達しましたが、山頂で持参した水が切れてしまい一度目と同じエスケープルートで撤退いたしました。
再チャレンジは9月ということで7月より多少涼しくなっていることを期待したのですが、台風一過で快晴。7月と変わらぬ暑さの中、山頂でちょうど持参した3lの水分が切れてしまいました。
原因と対策
今回、熱中症になった原因は下記の2点です。
①前日あまり寝ていなかったこと(1度目)
②帽子をもっていかなかったこと
①については言わずもがなですが、登山は体力勝負です。低山であっても遭難することもあります。体調が悪ければ登山に行かないという判断を下す勇気も大切です。
②は、帽子を購入してから気づいたのですが、直射日光を遮るだけでも体感温度が全然違うのか非常に快適です。日焼け対策にもなるので、登山をするときには帽子を持っていきましょう。
また、夏の低山はどうしても気温が高くなりやすく汗で水分・ミネラルを失います。夏に低山には行かないというのも一つの対策だと考えています。今年(2018年)の夏は標高1500M越えの山にしか行っておりません。
高御座山は2度のチャレンジで2度とも失敗したので、非常に苦手意識が生まれてしまいました。自分の技術・判断ミスが原因ですが…
この秋は縦走を完走し、苦手意識を払拭したいです。