山天狗と海坊主

登山と釣りについて紹介するブログです。

炭水化物抜きダイエットから学ぶシャリバテ防止対策

ここ2年くらい炭水化物抜きダイエットというのが流行っていますね。

人間のエネルギーはブドウ糖とケトン体の2種類があるらしく、通常状態であれば、ブドウ糖を、ブドウ糖のエネルギーが切れた際には脂肪が燃焼し発生したケトン体をエネルギーにしているようです。このケトン体をエネルギーにする体の状態をケトン体回路と呼んでいます。

炭水化物抜きダイエットは炭水化物を抜くことでブドウ糖エネルギーをそもそも少なくし、さっさと脂肪燃焼というさせるダイエットなんですね。

非常に理にかなったダイエットのように思えますが、一つ大きなデメリットがこのケトンという物質非常に匂いがきついです。下の記事にもありますが、ダイエット時には匂いが発生し、炭水化物を抜くことによって常にケトン臭を常に発生させている状況です。痩せやすいのはいいですが、常に匂いがきつくなるのは辛いですね。

痩せるとクサくなる!? ダイエット臭について解説。 |Kunkun body(クンクン ボディ)

 

 さて、ここまではダイエットのお話ですが、ここからは登山のお話。

 

 この炭水化物抜きダイエットの効果を登山に応用できないかと考えたのですが、下の2個を思いつきました。

①臭いで体調管理

上の記事にも書いてありましたが、脂肪が燃焼され始めると汗臭いが発生します。臭いが発生され始めたタイミングではもう脂肪燃焼が始まってしまっています。臭いを感じたらすぐにエネルギー補給しましょう。

登山ではガス欠状態のことをシャリバテと呼び、(自転車業界ではハンガーノックと呼ぶ) その状態になると途端に足が重くなります。シャリバテを防ぐために、2時間に1回補給するのが推奨されるようです。また、食べた食料が吸収されるのは約2時間後だそうです。

自分の感覚でわかる人も多いと思いますが、ひょっとしたら臭いが自分の体調を計る助けになるかもしれません。  

② ケトン体回路を利用して活動量2倍

 登山ではこの仕組みを活用して普段は炭水化物抜きを行い、ケトン体回路を体内に作成。登山前日に炭水化物を摂取し、最初はブドウ糖、ブドウ糖消費後はケトン体、という順に消費することでいつもの2倍活動できる。すげー!!

なんて考えましたがスポーツ特に長距離走なんかでは結構前から使われているテクニックのようです。登山に応用する話もすでに漫画に書いてありました。カーボローディングというそうです。

「山と食欲と私」

美味しそうに山でご飯を食べる漫画です。漫画内の食事を再現してみたいですね。